はじめに

 世の中は検定ブーム(?)で、日本全国にご当地検定がありますが、古都奈良にも『奈良まほろばソムリ検定』という検定があります。
 奈良が好きな人ならば誰でも受験OK。奈良検定を通して、奈良への愛を深めてみませんか? 奈良もしくは東京で実施される試験会場で受験できる方であれば、年齢、年齢、性別、学歴、国籍などでの制限は一切ありません。あるとすれば「奈良への愛」があるかないか、だけ(笑)

 奈良が好きだわという方であれば、どなたでも「奈良通2級」は受験できます。(その後は、「奈良通1級」は「奈良通2級」の合格者かつ規定の体験学習を受講した人が受験でき、「奈良まほろばソムリエ」は「奈良通1級」の合格者が受験できます)

出題内容は、 歴史、自然、神社仏閣、史跡・名所、年中行事、伝統文化、伝統工芸、観光見所など、奈良県の歴史や文化、観光に関する事項全般から。そんなに詳しく覚えてないのだけと…と心配しなくても大丈夫。奈良通2級はすべて四択問題ですから、ヤマ勘でも、受かるときは受かります(笑)

 でもさすがに「奈良通1級」ともなると、そうは簡単にいきません。試験問題は2級と同様に四択問題ですが、体験学習や観光学習に一回以上参加しないといけません。体験学習は「奈良を見て、感じて、学んでもらおう」という考えから奈良県内各地で行われますが、奈良県外から受験される方にとってはハードルが高くなるかもしれませんね。でも、もともと奈良が好きな方で、奈良通1級を受験しようという方ですもの。ぜひ一つといわず、二つでも三つでも、時間とお金が許せば参加してみてください。通りいっぺんの観光では知りえなかったことが体験できるかと思います。

 でも、「どんな問題が出るのか分からないわ」「どんなレベルなの知りたいわ」って場合には、こちらをご覧ください。実際に出題された問題が見られます。

 「え?こんなこと知らない」「こんなことまで覚えないといけないの?」確かにそんな問題もあります。「こんなの覚えてどこでご披露するの?」って問題も少なからずあります(笑)でも、知っていたら「こんなの知ってる?」と自慢できること請け合いです。

 しかし、たいていの問題は公式テキストを読んで勉強すれば解ける問題です。「奈良通2級」の問題は、公式テキストから9割以上出題されますし、「奈良通1級」は同テキストから7割以上出題されます。100問出題で、いずれも70%以上(70問以上)合っていれば合格ですから、結構ハードル低いですよ。

 でも「奈良まほろばソムリエ」だけは別。これは、四択問題に加えて、小論文形式の問題が出ます。奈良についての歴史や文化についての知識を披露するもの2問を200字ずつと、奈良を観光する際に興味深いルートを提示するものを1問400字で書かねばなりません。文字を書くことがとんと久しい人にとっては、それだけでハードルが上がりますし、神様の名前だの難解な地名だのを漢字で書くとなると「もしかしてこれは漢字検定?」って気分にもなります。一方、四択問題もテキストにはまったく出てこないような珍問・難問がずらりと並び「そんなの誰が知っているんだ?!」と試験会場で叫びたくなることも…。

 それでも大丈夫。私がそういう人でしたから。「こんな問題どうやったら覚えられるんだ?」「知らないことばかりで真っ青だ」そんな私でも「奈良まほろばソムリエ」に合格しましたから♪

 私がやったのは「過去出題された問題すべてを解いてみる」という勉強法。公式テキストを百回読むよりも、過去問を繰り返し解くほうが理解度は上がります。それに加えて、公式テキストを再度読めば、テキストの内容も頭に入るし、記憶に定着します。

 私が「奈良通2級」を受験して合格したのは2010年。それから順に2011年には「奈良通1級」に合格し、2012年には「奈良まほろばソムリエ」に合格しました。毎年過去問を勉強し、着実にひとつずつステップアップして3年で目標とする「奈良まほろばソムリエ」に到達できました。まずは「千里の道も一歩から」

 ゆっくりでも、踏み出さねば成し遂げられません。要領が悪いので一度では覚えられず、何度やっても定着しない自分の記憶力を嘆きましたが、繰り返し繰り返しやれば自分の好きなことは覚えられるもんです。(まあ、それでも何度やっても忘れてしまう分野とか問題とかもあるのは偽らざる事実ですが)

 私が奈良検定にチャレンジした当初の目標は『目指せ!奈良マイスター』でした。”奈良ソムリエ”ってのは、パっと見では意味不明だったので、とりあえず、”奈良に関する物知り人”って感じでいいのかな?と思って、『目指せ!奈良マイスター』
 今でも『奈良に関することなら何でも知ってる』とか『奈良の案内なら任しておけ』とかっていい切る自信はないのですが、それでも「奈良すきやねん」というココロはかなりあります。

 もし、「奈良が好きだー」と普段から思い、「奈良検定を受けてみたい」と思い、「奈良検定の受験勉強をしてみたい」と思ったなら、始めてみませんか?その際に、「独学で勉強するのはちょっと…」と思ったら、ここを覗いてみてください。

『奈良検定お勉強日記』

 過去問題とその解答、そしてそれに関する補足解説をつけて、メルマガ形式にしてお届けします。私が実際に勉強して調べたこと、わかったこと、興味を持ったこと、発展して覚えたことなどなどを私が理解したスピードで書いてあります。つまり、私の疑問と、その解決のためのプロセスがすべて順を追って書かれていますので、わたしの頭の構造もそれでわかってしまうというわけで…。飲み込みの良い方なら、私の理解のスピードが遅すぎてやってられないかもしれません。一を聞いて十を知ることは出来ないのですが、一を調べているうちに十のことを調べてしまうので、余分な知識ももれなく付いてきます。その「寄り道」すらも楽しんでしまおうというのが私の勉強法で、寄り道、道草、回り道、遠回り、なんでもありです。知るは楽しみですから、リンク先を辿っていって、その先があまりにも楽しくてかえってこれなくなったこともありましたっけ。それをすべてメルマガにしてお届けしてます。

 「公式テキストを読むだけでは頭に入らない」「公式テキストだけではよく判らない」「絵や図が少なくてイメージがわかない」そんな思いを抱いているなら、ちょっと覗いてみませんか?

『奈良検定お勉強日記』

 一緒にお勉強しましょう♪